今週は本当にたくさんの経験をし、怒り、感動を覚えた1週間でした。
生活相談活動も、家族関係、生活保護の締めつけ、精神疾患者の家族の訴え、介護、医療、住宅問題など、たくさんの案件が持ち込まれました。相談に応じながら思うのは、どれもみんな、今の厳しい世相を反映したものばかりであるということです。
1 寂しい思いと嬉しい思いの交差したできごと
一人暮らしの男性が木曜日、なくなりました。私は検死に立ち会いました。
福祉事務所の職員に、葬式の日程が決まったら連絡をもらえるようにお願いしましたが、家族の意向もあり、葬式はせずに火葬だけですませるということでした。
こんな言葉を聞いたときに、本当に人の終焉の寂しさを感じます。しかし、故人と20年来つきあっていた友人の弁は、「これまで疎遠だった家族が遺骨を引き取りにきてくれる。これだけでもよかったのではないか」というものでした。
この言葉を聞き、私はすくわれた思いがしました。
今日(2月3日)の午後、家族が遺骨を引き取りに市役所に訪れ、その際、私に連絡先を教えてくれました。ささやかですが、私の関わってきたことは、よかったなと、嬉しい思いに駆られました。
どんなに貧乏していても、せめて葬式くらいは、親しい友人が、線香の一本でもあげられるような暖かい配慮があっていいのでないかと、私は思います。それを実現するのが、行政の最低限の仕事です。福祉の冷たさに怒りを覚えたできごとでもありました。
2 ほほえましい出来事
私のパソコンのデスクトップ画面にしている写真についてです。
臼杵藩稲葉家下屋敷の隣の福祉センターで開かれた「臼杵生活と健康を守る会」の13回総会に参加した時のことです。
会議が終わり、駐車所に向かう途中で、この仲のよい鯉たちに遭遇しました。写真におさめながら、ほほえましい姿にほっとしたやすらぎを覚えました。
3 大道地区市政報告会
大道後援会主催の市政報告会、新春のつどいがおこなわれました。20名の参加でしたが、最後に参加者の感想聞きました。
初参加したTさん。
「話も、料理も、人もすべて暖かい」
この言葉で、集会はよかったと感じました。しかし、この集会を支えるために、陰で多くの方々の努力があったのです。80歳を超える党員の方は、一日がかりで料理を作ってくれました。
みなさんの支えに、改めて感謝しています。
大道支部のみなさんお疲れ様でした。